中村七之助さんにハマる

 

先日12月歌舞伎の「爪王」と「俵星玄蕃」を観てきました。

 

今まで歌舞伎を何度かみてきましたが、

立役は仁左衛門さんや中村隼人さんなど良いなと思う方がいましたが、

女方は今のところこの人が好きという人はいなかったのですが、

中村七之助さんを見て、あまりの美しさに見惚れてしまいました。

 

「爪王」では、白鷹の役をされていて、

気高さと美しさ、鷹匠に懐いている健気な姿が愛らしく、

ずっと見ていたい位でした。

ちょうど花道が目の前の席だったのですが、

近くで見てもとても美しく、すぐそこにいるのに、

いないような儚さや高貴さがあって素晴らしかったです。

家に帰ってからも忘れられずに、初めて歌舞伎のブロマイドを買ってしまいました。笑

勘九郎さんの狐役もとても素敵で格好良かったです。

兄弟で一つの演目を成り立たせることができるってすごいですね。

 

家に帰った後は、「どうする家康」の三成登場までを一気見し、

ラジのすけのバックナンバーを半年分聞くというハマりようで、

今度の二月歌舞伎の籠釣瓶花街酔醒も見れたらなぁと思います。

 

歌舞伎にも本格的に興味が出てきて、

これからの新しい楽しみができて嬉しいです。

 

 

 

 

夏の夕暮れ納涼歌舞伎へ

 

八月の納涼歌舞伎を観に、銀座へ。

地下鉄から階段を一段一段登るごとに増していく暑さ。
海外の観光客や多くの浴衣姿の人で、銀座の中央通りの歩行者天国は休日の盛り上がりをみせていました。
各地で花火大会が催されている日だったので、浴衣の方が多いのかと
思っていましたが、「浴衣で銀ぶら」というイベントが行われていたようでした。
中央通りの道には所々木桶が並べられていて、夕方になると打ち水の催しがあるようです。

開演前に腹ごしらえをして、銀座三越の地下で幕間で食べるおいなりさんやデザートを買い込んで、観劇の準備は万端です。
イヤホンガイドを木挽町広場で借りて、いざ歌舞伎座へ。
歌舞伎座独特の上品で安らぐような会場が行く度にとても好きになります。
この間テレビで歌舞伎座の建築についてのお話を見たので、
柱一つ見るのも楽しいです。

今回観劇する演目は第三部の「新・水滸伝
梁山泊の悪党達と林冲が朝廷の重臣と対立するというお話なのですが、
今回は今まで見たことがない中国を舞台とした作品です。

開始早々の梁山泊の面々の全員集合の決めの場面はとても圧巻でした!
まだ物語が始まっていないながらも、壮大なお話が始まると感じさせてくれる始まりでした。
クロバットがあったり、話言葉が現代のものだったり、躍動感のある殺陣があったりと、初めて見る人でも見やすい演目だと思いました。
(この演目についてはイヤホンガイドは必要ないかな?とも思いました)
その他にも歌唱のシーンがあったり、竜に乗って空を飛ぶシーンがあったりと今までみた歌舞伎にない演出の数々で面白かったです。
霊験亀山鉾での舞台に大雨が降る演出も驚きましたが、歌舞伎座は色んな舞台装置があるのですね。

主人公である林冲演じる中村隼人さんの演技もとても素敵で、
林冲の気高さが現れていて、子供に言い聞かせる場面では、兵学校で多くの生徒達に慕われていたのも頷けるなぁと感じられました。
また機会があったら中村隼人さんが出演されている他の舞台も見てみたくなりました。
(この間隅田川花火大会の中継で出演されていた着物姿の中村さんもとても素敵でしたね)

日本の夏を味わいつつも、劇中の人々の熱い想いについても触れられて、
とても良い夏の思い出になりました。
八月も良い一ヶ月が過ごせそうです。

夏を想わせるうた

こんにちは、荒重です。

 

朝方も段々と涼しくなってきて、

もうすっかり秋気分になっていましたが、

今日は我ここにありと言わんばかりの

夏の空気でした。

 

先日肌寒くなった朝突然の夏とのお別れに

急に寂しくなり、夏っぽい曲を

聴きたいなと思い、リストを作ったので、

ご紹介したいと思います。

とうぶん寂しがる必要はなさそうですが…笑

 

・虹 (福山雅治)

 

https://youtu.be/SXyqhjhaQQA

 

やはりウォーターボーイズ世代なので、

この曲は外せません。

イントロを聴いただけでプールサイドと

入道雲と青空が目の前にひらけてきます。

 

・虹 (二宮和也)

 

また虹かって感じかもしれませんが、

個人的にこの曲のピアノの旋律が

私の中で夏という概念を表しているようで

とても綺麗で素敵な曲です。

そもそも夏を舞台にした曲でもないのかも

しれませんが。笑

 

・こころの花 (OAU)

 

https://youtu.be/CKFyVW4S66Y

 

きのう何食べたの楽曲でお馴染みの

OAUさんの一曲。

曲の旋律と歌詞の美しさ、ボーカルの

故郷を思わせる落ち着く歌声が、

とてもお洒落な曲調なのですが、

日本の山に囲まれた村の夏を思わせて

とても好きな一曲です。

 

・They always talk about (Rie fu)

 

「I wanna go to a place」

カップリングの一曲なのですが、

私が聴いてきたカップリングの中で、

東京事変の落日(修羅場カップリング)

と双璧を成す存在です。

日本というよりはヨーロッパのイタリアあたり

の水色に近い薄い空と海が目前に

広がるような曲で、他の曲とはまた違う

夏を感じさせてくれる曲です。

 

完全に私の感性に則った夏ソングの

ご紹介でしたが、全て名曲なので、

ぜひ一人でも多くの方に聞いていただきたいです。

 

 

 

休日の本散歩

 

こんにちは、荒重です。

 

今日はとことん本に浸かる日ということで、

ブックオフ、本屋さん、図書館を巡ってきました。

(さらに帰宅後ブックオフオンラインを利用)

 

ブックオフで欲しかった本が200円で売っていたので、

すぐに購入し、本屋さんでは気になる本を購入し、

図書館では心置きなく気になる本を片っ端から

借りてきました。

三者三様の良さがあって、本に関わる週末は

やっぱりとても癒されますね。

 

まだ三冊しか読めていないのですが、

その中でも特に印象的だったのが、

「習慣を変えれば人生が変わる」という本です。

 

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100個のリストに基づいて、色々なジャンルの

自己啓発法が書かれているのですが、

今まで読んだ本の中でも目標を明確化することが

できた本だと思いました。

書いている内容は他の本でも見たことがあったのですが、

皆が口を揃えて言う程共通して大切だと

感じた事なんだと捉えています。

 

リストのうちの一つに

「自分の内面の対話に気を付ける」

と言う項目がありました。

相手に伝えることは気を付けるように

日々心がけてはいますが、自分自身については

考えたことがなかったので、はっとしました。

 

本の内容とは関係ないのですが、

本を手に取っていると、製本の関係か

すごく柔らかく開く本と硬すぎて手を離した隙に

バタンと閉じる本がありますよね。

あの硬さはどうにかならないのでしょうかね。

気になっている本でも硬い系の本だと避けてしまいます。

その点からもこの本は相棒にしたい位の

良い柔らかさ読んでいて心地よかったです。

 

読んだままにはせず、書いてあることを

実践して目標を達成できるように

頑張っていきたいと前向きな気分にさせてもらえました。

 

 

 

金木犀の香り揺らめく

 

こんにちは、荒重です。

 

昨日は朝家を出た瞬間に、「あ、秋だ」と

思う位急に爽やかな気候になっていました。

あの夏から秋に変わった境目のような日が、

とてもワクワクして好きです。

 

夜もとっても涼しくて、久しぶりに夜洗濯ものを

干していて癒される時間が戻ってきました。

 

涼しくなってきたので、久しぶりに湯船をはって

みたのですが、毎年恒例のこちらの入浴剤を解禁しました。

 

秋口になるとロフトなどで販売されている

金木犀の香りの入浴剤です。

 

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お風呂内のみならず、部屋中が金木犀の匂いに

なるくらい香り高いのもすごく好きなところです。

香りも人工的なものになりそうでならないギリギリの

ラインで香り系が体に合わない私でも問題ありません。

 

そして、入れてしばらくするときめ細かい泡状の

クリームができてとても楽しいです。

個人的に泡風呂はあまり好きではないのですが、

そこまでの泡泡加減ではなく、とろとろした湯質に

なるのが良いです。

 

この時期しか出回らないので、ぜひ一度お手に取って

みてください。

 

個人的にはやはり柚子風呂が一番ですが、

今年も良い入浴剤と出会えるといいなと

これから来る秋が楽しみになっている今日この頃でした。

 

 

本の楽園へ

 

こんにちは、荒重です。

 

先日、会社の先輩のご友人がKindleで本を

出されたと聞いて、初めてKindleの無料体験を

登録してみました。

 

今まで雑誌のサブスクなどは経験していたのですが、

やはり本屋さんでかいつまみながらみて、

本当に読みたいものを買って大切に何年も

読む方が自分には合ってると思い、解約してしまいました。

 

そんな中での Kindleのサブスクでしたので、

自分には合わないかなと思っていましたが、

雑誌ではなく、本がいくらでも読めると言うことで

楽園のようなサービスでした。

さながら東京駅の丸善の本棚を目の前に

した時のような心地です。

(東京駅の丸善に足を踏み入れることが人生の癒しの一つです)

 

ただ、

全部の本が読めるわけではないことと

興味があるものが多すぎて流し読みになってしまうこと

が問題になっているのです。

1週間で10冊位読んだのでどの本で言ってたことか

わからなくなってしまうんですよね....

 

しかし、映画や雑誌のサブスクのように

読む・見るものを探すことに疲れて結局読まないと

いうことは今のところないので幸せです。

 

ちなみに今は

阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」を

読んでいるところです。

とっても癒される...!

これは普通に買おうか迷う位です。。

 

もうすぐ更新日なのでどうしようか迷う日々です。

風景と心の奥底に

 

こんにちは、荒重です。

 

昨日のブログでも少し触れましたが、

梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」を

読了いたしました。

 

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ラジオでこの作品の、

布団を干す時にラベンダーの花の上に

被せて匂いを移すことに憧れると

話しているのを聞いて興味を持ちました。

 

少し前から英国の湖水地方のような

穏やかな場所でゆったりとした暮らし

を描いた作品を読みたいなぁと思っていた

ので、本屋さんで立ち読みして心惹かれました。

 

おばあちゃんと主人公の暮らしの描写や

風景の描写に癒されつつも、

主人公の後悔の気持ちの描写を読んで、

まるで自分の心の中を表現されているような

不思議な感覚になりました。

心の奥深いところに触れられる、そんな作品でした。

 

梨木さんの他の作品を見てみたいと

検索してみましたが、以前図書館のでふと手にとって

「良いエッセイ作家さんに出会えた」と

思った方でした!

著者名を記録していなかったので、また出会えてよかったです。

 

久しぶりに素敵な作家さんに出会えて、

夏休み最終日がとても素敵な1日になりました。