Saul Leiter
こんにちは。荒重です。
月に1回は美術館へ足を運ぼうと決めているのですが、
先月は渋谷Bunkamuraで行われていた
「ソール・ライター展」に行ってきました。
Bunkauraはオーチャードホールにしか足を運んだことはないのですが、
見て回るにはちょうどいいサイズの美術館でした。
開場ちょうどに行ったせいか、人もそんなに多くはなく見やすかったです。
展示の半分はモノクロの写真なのですが、
個人的にはやはりカラーの写真の色の合わせかたがとても好きでした。
この展示会を知ったきっかけも、本屋さんでこの展示会のしおりがレジ前に
置いてあったからで、その時もその色の使い方に惹かれました。
展示を見ているとこの色はこの色とも合うんだ・・
と新しい発見もあって楽しかったです。
といっても展示会は残念ながらもう終わってしまっているのですが。
本屋さんにも写真集など置いてあるので、見かけた時はぜひ見てみてください。
展示終了まぎわの日だったので、品切れのものもありましたが、
好きな写真のポストカードが購入できました。
美術館に行くとどうしてもグッズを買いたくなってしまいますよね。
私だけでしょうか。
「花戦さ」まるで京都のお庭に来たような。
こんにちは。荒重です。
昨日の雨から一転、とても暑い日になりました。
昨日は山梨に行っていたのですが、夕方は七分袖でも寒い位。
そろそろ夏がじわじわと近づいてきたようで、夏嫌いの私は戦々恐々としています。
私の春から夏への転換点は、「蝉の鳴き声が聞こえたら」です。
なので、どんなに暑かろうとまだ春だ!と思っています。
こんな暑い日にお勧めしたい映画が「花戦さ」です。
(花僧である池坊専好が題材とした映画です)
鮮やかなピンクのポスターとは打って変わって、
どちらかというと自然色という印象の映画です。
春に京都に行った時に、人の声が聞こえず鳥の囀りだけが響く
新緑の庭を歩いている時のような、山を歩いているとふと川のせせらぎが聞こえた時のような、茶道をしている時に漂う静寂のような、
そんな癒される瞬間が一手に味わえる映画です。(前半は。)
静かにせせらぐ河原にふわりと美しい花が咲いて、
それを踏みつぶす人間がいて、
それでも時間をかけてまた芽を開く過程を紡ぐ映画でした。
ただのヒーリング映画だと思っていたら、途中から段々と仄暗い感じに
なっていきますので、のほほんとしたお話をイメージされると違うかもしれません。
静寂に響く足音から赤いマントを纏う姿から周りの緊張感から何から、
本当に好きなので、是非見ていただきたいです。
この映画の挿入歌を担当されているのが、久石譲さん。
これがまた映画の素朴さ美しさに拍車をかけています。
今回茶道の描写があるのですが、久石譲さんとお茶といえば、
私伊右衛門のCM、特に昔放送されていたお寺でお坊さんが
箒で掃いている姿が映るものが特に好きでそのCMを見たいがために
テレビにへばりついていたのを思い出します。
最近癒しが足りないなという方に是非おすすめです。